前回の続きです。

前回の方法は初心者用講習会に来られれば1～2回で習得できますが、来られない人のために、もっと簡単な方法をお話しします。

まず相手に仰向けになってもらいます。両膝をくっつけ45度位に曲げてもらいます（両脚は地面につけた状態）。自分の手は相手の足首の後ろにおきます。親指以外の4本の指が後ろです。自分の右手は相手の右足首、左手は左足首です。次、相手に腰を上げてもらいます。少し間をおいて、相手が息を吐ききった時、手前にスパッと勢いよく引きます。相手の足が伸びないで曲がったままだったら効果は薄いです。だからスパッとです。両足が伸びてドスンと落ちなければいけません。その瞬間、腰がグッと上がり（反り）ズレが治るということです。ドスンは大きいほど効果があります。

まぁ、前回の方法も今回の方法もそうですが、不意打ちです。相手が無防備だからきまるのです。自分ではできないというのは、そういうことです。

これはいろいろバリエーションがありまして、「腰を上げて」「下ろして」「上げて」「下ろして」「上げ」でスパン。「腰を上げて」「下ろして」「あ」でスパッ。などです。
腰を上げたまま、両足を交互に下の方に下ろしていき、スパ。などです。

常連客などはパターンを読んでいますので、そろそろ来るなとかまえてしましますので、できるだけ読まれないよう、不意打ちをしかけるのです。

後は脇腹を締めて終わりです。

次回は脇腹の操法、その次は、もっと簡単な方法のお話しです。

（つづく）