いろいろなやり方をお話ししましたが、それでも良くわからないという人はこの方法をおすすめします。

相手に正座で坐ってもらいます。
自分も正座をして、後ろに坐ります。
胸椎10番3側に愉気（手を当てるだけ）をします。
場所は肩甲骨の下に両手をのせ、下にスライドしていきますと、薬指がスポッと入る穴があります。
そこです。
両親指を左右のそこに当て、残り4本の指（4指）を肋骨のほうに回し、対応します。
はさむ感じです。
ずっとその状態で、自分の呼吸で10呼吸ぐらい、脈を打ってきたらOKです。

次、その状態（その穴）からさらに下に手をスライドしていきます。
また薬指がスポッと入る穴があります。
胸椎12番3側です。
そこにまた愉気、次、下の腸骨にぶつかる処まで、手を下にスライドしていきます。
また薬指がスポッと入る穴があります。
その時自分は正座からそんきょの状態にします。
そこにも愉気。

今度は、自分の手を固定したまま、相手に立ってもらいます。
次、坐ってもらいます。
また立ってもらいます。
坐ってもらいます。
2回繰り返し、そして自分の手を離し、自力で立ってもらいます。
楽に立てるようになっています。
以上です。

背中には、縦に起立筋という太い筋肉がありますが、3側は外側の麓です。境目です。

この方法は3年位前、二宮整体の私の尊敬する大仲先生に教わりました。
とても効果があり、それ以後、腰痛の人には必ずこれをやってますね。

ずっとギックリ腰の操法のお話しをしてまいりましたが、ギックリ腰だけではなく腰痛全般に効果がありますので、腰痛のある方、やってみて下さい。

やり方がよく分からない方は、初心者用講習会でお教えしておりますのでよろしかったら来てみて下さい。
とりあえず、多少場所がズレてもいいからやってみて下さい。

（続く）