今回は頭部第3調律点のお話です。

まず、場所ですが、頭の頂上の真ん中の一点です。
鍼灸でいう、百会という処です。

ここは頭の一番上ですが、鳩尾、そして骨盤の下の尾骨と繋がっています。
ここが高いとイライラしたりします。
また、低いと痔・脱肛などになったりします。
その他、不眠・そう鬱・パニック障害・子供の夜尿症・ストレス・心理的ショック
などに効果があります。

自分でやる場合は、座ってここに中指を当てておくだけです。
人にする場合は、相手は座った状態、自分は後ろに立った状態で行います。
そこに右の親指を当て、その上に左の親指をのせ
残り4本の指で、頭を包み込むようにして愉気（手当て）をします。
その時、相手のアゴを少し上げる感じでやってみてください。
自分でやる場合、しばらくすると頭の中に響いてきたり、軽い痛みを感じます。
そこです。3分位が目安ですね。

特に痔の人には、ここは必ず使います。また肛門が閉まってきます。
背筋を伸ばさせ、ここと尾骨が一直線になる感じで行います。
背中が曲がっていては意味がありません。

また、自分で行う場合、仰向けの状態でもできます。
頭部第3と尾骨が一直線にピタッときまると、無意識に腰が反ってきたり、腰を上下に動かしたりして骨盤の調整を勝手にやる事があります。
その時、尾骨と繋がっいる事が実感できます。
まあ、それに捕らわれ過ぎるのも何ですので
ただ手を当てて、頭の中に響いていると感じるだけでOKです。