今回は、現実も踏まえて、未来のお話をしてみます。


勉強の意味

「勉強してて意味あるの？」

今どきこんな言葉を言う生徒はあんまりいないでしょうが、もし言われたときに「ほら、こんなにあるよ」と
見せることができるように、今回はそこのところをじっくり書いていこうと思います。

イメージしやすいところで、働きだした後や、就職活動を例に話を進めていきます。


選択肢が増える！

まず一番イメージしやすいところからスタートです。

いくら変わってきたと言っても、日本はまだまだ学歴社会です。
いい大学(例えばMARCH以上)からじゃないと入れない企業というのはいっぱいあります。

わかりやすく言えば、新卒採用の際に「○○大学以上じゃないと履歴書も見ないよ」という企業があるんですね。

これは、「学歴社会」の象徴です。
Ａ大学(偏差値上位)とＢ大学(偏差値下位)があったときに、採用を担当する人事担当者も、
Ａ大学を選んだ方が何かあったときの言い訳も簡単なのです。
Ｂ大学の子を選んで何かあったら、その採用担当者も上司に言われるわけです。「なんでＡ大学の子にしなかったの？」みたいにね。

大学名というのは保険になるのです。
就職云々じゃなくても、例えば銀行でも、「起業したい！」なんて時に、大学名でお金を貸してくれる場合もあります。

これが、この現実が、１つ目の勉強しておいたほうがいい理由です。


頑張る力や能力が身につく！

勉強は、人を成長させます。

中身はもちろん、得た知識や思考の方法というのは、生涯を通しての宝物になります。

しかし、それ以上に、困難へ立ち向かう姿勢や、そこで鍛えられるメタ認知能力や問題解決能力などが、
社会に出てから大いに役に立つのです。

社会に出て、答えのない問題に立ち向かうときに、答えのある問題に挑戦してきた力力が活きてくるわけです。
また、それまので失敗や成功体験が、社会に出てからの挑戦を、気持ち的にも行動的にも容易させるのかもしれません。

しかも、ここから先の教育というのは、今まで以上に「社会に出て役立つ力」を育てよう、文科省も躍起になっていますからね。
その賛否両論は置いておいて、色んな力はつけておいて損はありません。

勉強を通して、自分を成長させておきましょう。
将来、何にでも役に立ちます。


成長しやすい場に居られる

３つ目の理由です。

勉強を頑張れば、いい高校、いい大学へ行けます。
それでは、いい高校や、いい大学って何なのでしょうか。

私は、先生矢設備が「いい」のではなくて、そこにいる人たち作るその「場」が「いい」のだと思っています。

勉強という競技を通して、精一杯頑張ってきた子たちが、行きたいと思って入った学校で、
その伝統や文化に触れて、同じ考えのすごい人たちと混ざって、化学変化を起こし、更に劇的に成長していく。

これがきっと「いい学校」の一番のメリットなのです。

ざっくばらんに言えば、勉強頑張れば、すげぇ人がいる確率が高い場所に居られるってことです。

人は、人によって成長します。
やっぱりその力は大きいのです。
実力を持った野球選手なら、地方の草野球チームより、メジャーリーグのチームにいた方が成長できるのと一緒です。

それに、社会に出れば、そのすごい人たちとのつながりが、人脈というパワーにもなりますからね。


まとめ

ここまで勉強した方がいい理由をつらつらと述べてきましたが、もうまとめて端的に言ってしまうと、
勉強しておくと「お金を稼ぎやすくなる」ということですね。

ここまで読んで、「え、そんなのいらない」という人もきっといっぱいいると思います。
「勉強しなくたってお金は稼げるよ」みたいな人も。
それはそれでいいのです。
今の世の中、価値観や生き方はいくらでもありますから。

私らが義務教育で勉強する期間は、小学校と中学校の９年間。
しかし、働く時間は、軽く見積もっても22歳から60歳までの38年間です。
もしかしたら寝る時間の次に長いかもしれません。

今回は、その長い長い時間を、なるべく楽しくワクワクするものにするために、その確率を上げるために、
勉強ってのが大事な手段になるよっていうお話でした。

「はた」を「らく」にするから、はたらく。
「人」のために、「動」くから、働く。

いい勉強をして、いいお仕事をしよう。


「勉強してて意味あるの？」訊かれたとき、もちろん一緒になって考えるのもオススメですよ。


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