こんにちは

個別指導塾 すずかけの木です
前回、個別指導の授業で気を付けている3つのポイントを挙げました。
「目的地」「現在地」「行き方」です。
このうち今回は、「目的地」と「現在地」についてです。
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
「目的地」
「
目的地」を決める。
それは、「前へ進む」ための「前」を決めることと同意です。
「前」が決まったら、共通で目指せるように、旗を立てて、方向を見失わないようにします。
この「旗を立てた場所」を一緒に確認することで、生徒と先生は一緒にそこを目指す信頼できる仲間になります。
ちなみに、旗を立てる場所は、どんなに遠く先の場所でもかまいません。
将来なりたいもの、夢、やりたいこと。
数本立つ場合だってあるでしょうし、なければ無理に考える必要もありません。
探しても探してもどうしても見つからないときは、「選択肢を広げる」のような旗を適当なポイントに掲げておくのもオススメです。
『
進路をイメージする神様からの質問』といった手法も効果的です。
もちろん旗の立つ場所が途中で変わるのも大歓迎です。
生徒自身の人生ですから、どんなに近くにいる大人だとしても、それを勝手に決める権利はありません。
ただ、あまりにも不可解な旗の立て方をしていた場合は、きちんと話し合います。
でも最終的に決めるのは本人です。
あと、この「旗を立てる場所」の決定は、授業の前に行われていることが望ましいです。
基本的に毎回の授業は、その旗を目指して行われます。
その旗まで距離がある場合は、授業ごとで小さな旗を立てます。
ここに関しては、こちらが助言することも大いにあります。
個別指導は相手に合わせることができるのが利点ですが、
甘やかしたり負荷をかけなさすぎたりしてしまっては、授業自体の意味がなくなってしまいます。
ちょうどいい負荷がかかる場所をこちらでアドバイスしてあげるのが良いでしょう。
「次のテストで100点とりたいんだよな?
100点目指すときによく言うのは、じゃあ練習は130点位をめざしてやろうということ。
それは例えば利き手ではない方の手で解いたとしても100点満点取れるくらい、
余裕を持ってできるようにしておくということ。
だから、今君が見た瞬間「うわっ」って顔をしたこの問題たちだってクリアにしておかなくちゃね。
テストでこれレベルの問題が出てきたときだって、「ああ、これなら楽勝」ぐらいにしておかなくちゃね。
というわけで、本日の授業はこの魔王たちを軒並み倒していきまーす」
もちろん文言は自由ですけれど、こんな風にして、授業の頭でまず「目的地」を一緒に見ます。
それは授業に欠かせない大切なプロセスだと考えています。
決して、生徒を孤独と闇が包む深い森の中で迷わせないようにするために。
「現在地」
「目的地」を見据えたら、次は「
現在地」の把握です。
イメージ、授業の頭の5分位を使って、先生は生徒の「
現在地」の把握に努めます。
ここでいう「現在地」には大きく分けて2種類あります。
「勉強の中身の現在地」と「本人の状態の現在地」です。
最初の5分で見極めるのは後者です。
「今この生徒は、これからかける負荷に耐えられるくらいの状況なのか。
精神面は?体長面は?疲労は?モヤモヤは?環境は?持ち物や準備は?」
これが「本人の状態の現在地」探しです。
そんなことを塾にやってきた瞬間からチェックしておくわけです。
もしそこで何か不安な点が見つかれば、早めの対策の一手がとれます。
例えばの話をします。
嫌なことがあった日に、それを無視して勉強を進めてもうまくいかない子もいます。
塾に入ってきた瞬間の顔でわかったりします。
そんなときはまずしっかりと話を聞いて、生徒の中にあるモヤモヤを引っ張り出してあげる必要があります。
だいぶ引っ張り出して、生徒が笑顔になれたらもう大丈夫。
その後、意外といつもより頑張ってくれたりします。
ですから、授業前の時間はとっても大切です。
自分が担当する生徒の状況をしっかりと掴んであげて、
なるべくなら授業が始まる前には、気持ちも身体も「授業に集中できる姿勢」に整えてあげましょう。
さて、もう一つの「
現在地」、「勉強の中身の現在地」の把握は塾としてある意味当たり前のことでもあります。
「何がわかっていて、何がわかっていないのか。
どこまで知っていて、どこまでできて、どこまで説明できるのか。
スピードはどう?ミスしやすいところとその理由は?気持ち面でのフィルターはかかってない?
意識は?姿勢は?正しい考えで問題に向かっている?」
みたいなことを常にチェックしていくわけです。
これが不明だと、生徒に適切な負荷が与えられません。
わかりやすく言えば、中3生にいくら九九の練習をさせてもレベルはなかなか上がらないですよね。
簡単すぎても、難しすぎてもダメです。
ちょうどいい負荷のかかる問題を(時には敢えて難問を)、適切なタイミングで渡してあげる必要があります。
そのための、「
現在地」分析です。
ここが細かくわかればわかるほど、目標達成もしやすくなります。
今回はここまでとなります。
いよいよ次回の「行き方」でこのシリーズも最後です。
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