こんにちは

個別指導塾 すずかけの木です
中間テスト前になると、授業以外にも自習に来る生徒がいて、とてもいい雰囲気になります。
そんなとき、自分で丸付けをしていると生徒のノートが目に入りました。ほとんどの問題が正解。
「おー、これはすごい!」と褒めようとしたとき、またまた目に入ってしまった途中式。
「あれ?答えは確かにあっているけど、途中式があきらかにおかしい」
どうやらその生徒は解答の答えだけを見て丸付けをしてしまったのでしょう。
いくら答えが合っていても、途中(解答根拠)が違っていれば当然バツです。
その生徒に指摘すると、自分でも間違っていたとわかり、バツをつけてちゃんと直してくれました。
素直な良い生徒です。
そんな姿を見ていてふと思い出したことがありました。
「先生、できました。丸付けしますね」
その生徒は自習中ということで、丸付けをさせてみると、その言葉通り全問正解。
よくある塾の風景ですが、先日の一コマにはあきらかな違和感がありました。
丸付けされたプリントとノートを確認すると、「その生徒の実力だと今その問題は難しいんじゃないの」という問題も軽々クリアしています。
これはおかしい。
まじまじと自分がやったものを見られた時点で生徒も覚悟していたようです。
「あ、そこ本当は間違えていました」なんて素直に吐きました。
そこからお説教兼諭しタイムが始まりました。
ちなみに、嘘の丸付けが行われた教材は提出が必要なものではありません。
ですから、ズルしてもなんの得もないのです。
「早く帰りたい」「楽したい」「頭を使いたくない」「いいとこ見せたい」
今回のこの事件は、生徒の中にあるそんな気持ちが「成長したい」という気持ちに勝ってしまった結果でしょう。
改めて、伝えました。
あのね、別に自分に嘘をつかなくたっていいんだよ。
そもそも自習だから、早く帰りたいなら帰ればいい。
そもそも勉強するのが嫌なら来なくてもいい。
でも、あなたはここに来たね。それは偉い。
折角来たなら、成長したいよね。行きたい高校があるもんね。
頭を使うって大変だよね。
でも、その負荷があなたを成長させる。
できていないものをできているように見せかけても、結局それができないままなら、それは無駄な時間になってしまうよ。
負荷をかけなきゃ、成長はしない。これはみんな一緒だよ。
練習をしなきゃうまくならない。
いいとこ見せたいって思うきもちはね、よくわかるよ。
でも、一問一問の正答率なんかで、ここはあなたを判断しないよ。
あなたの正解を見たいのはもちろんだけど、それ以上にあなたの成長が見たいんだ。
そのために間違えることだってとっても大切なんだよ。
私たちは、あなたの成長を、一緒に応援する指導者であり、仲間です。
だから、できることできないことを、ありのまま教えて欲しい。
できないことを隠したり、そのままにしないで欲しい。
間違いや分からない問題に出会ったとき、それこそが最大の成長のポイントになるから。
あなたがその壁を乗り越えるために必要なことは、何度でもいくらでも伝えるよ。
なぜなら、一緒に目標を達成したいからね。
そんな想いが上手く伝わっていなかったり、忘れられたりしてしまうと、こういうことが起こります。
私も反省しないといけません。
「そうは言っても結果だけで一喜一憂したりしていないか」
「何度言っても上手くいかない生徒へ対しての対応は適切か」
「ちゃんと想いを伝え続けているか」
自問自答です。
勉強は、できないことをできるようにしたり、できることをもっと上手にできるようにしたりするこです。
だから、苦しんだり、負荷がかかったり、失敗したり、落ち込んだりすることが必ずあります。
でも、それがないようなら、勉強とは言わないのかもしれません。
挑戦して、失敗してもそれを受け入れよう。
そして、正々堂々それと向き合って、考えて、これからの未来の糧にしよう。
大人も子どもも、勉強は必要です。
お互い頑張ろう。
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