今回は、歩くたびに足の外側にしびれが出て
度々休まないと歩けない症状が
鍼（はり）をしてから
足のしびれが消失し歩けるようになった話しをします。


いつもありがとうございます。
出雲市平田町の竹崎鍼灸整骨院です。

出雲市出身の鍼灸師、古瀬と申します。

症例の紹介をします。

【回数】
7回

【頻度】
初めの3回は週1回
後の4回は2週間に1回

【症状】
歩くと右臀部の外側から大腿外側にかけて
しびれが出る。
右膝に燃えるような痛みが出る。
足の冷えもある。

10年前に「脊柱管狭窄症」にかかり
それから経過をみていたが、
症状が増悪してきた為、
当院に来院されました。
鍼や灸、整体など施術経験なし。

【施術と経過】
びっこを引く歩き方で来院された。
できる範囲で腰の動きを確認すると、
腰を後ろに反る動作が
ほとんどできないことが分かりました。

歩行時の姿勢や前屈みで休まないと歩けないことと
後ろに反れないことから、
脊柱管に問題があるのではないかと考えました。
※脊柱管とは脊髄の神経が通るトンネルです。


まずは、しびれの元凶であろう
腰の神経の付け根付近のツボを用いて
10分はりを置きました。

それから腰や臀部、膝裏のツボを用い
腰や臀部の緊張を和らげました。

最後に股関節の動きを整える為
足指のツボを用いて
腰を反る動きが最初より動かせるようになったのを
確認しその日の施術を終了しました。

2回目
症状の評価が前回が10だとすると
今回は8。
生活上で負担をかけてしまうと症状悪化。
前回に引き続き、
しびれの寛解と腰臀部の緊張緩和を図りました。
なるべく、腰を反る体勢を取らないことと
無理して動かないことを伝え
その日の施術を終了しました。

3回目
今回は6.5
しびれの軽減に伴い
できることが増えてきた。
しかし、動きすぎると痛みが出る。
足の方を確認すると
脛と足指の感覚が弱くなっているので
前回と引き続きの施術と
脛にお灸をして温めました。

4、5、6、7回目
右臀部の症状はなくなり
大腿部の症状のみとなりました。
しびれがだるさに変わり
日常生活で困ることはなくなった。
以前は50Mも歩けなかったが、
約400Mも歩けるようになったことを
大変喜ばれました。

しびれも消失し右膝の症状も寛解したので、
月1回のペースでメンテナンス目的で
現在も来院されてます。

【まとめ】
10年前から腰への負担が蓄積していて
いよいよ組織が神経を圧迫し、しびれが出た症例。
過度な負担をかけず、
生活で無理をされなかったので、
早期の改善に繋がりました。

しびれの出現場所と腰の動き方から原因を把握し
問題のある箇所を改善すれば、
成果が出せる症例です。

しびれや神経痛には鍼（はり）やお灸が
効果的な場合があります。
諦める前に鍼灸を試されてはいかがでしょうか。

◇出雲市平田町の竹崎鍼灸整骨院◇

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