私は今までに、主に5人の先生の御指導を受けましたが、一番最初は井本整体の井本先生でした。まあ先生にはたまにしかお会いできず、ほとんどお弟子さんの御指導を受けさせて頂いてましたけど。3年半位いましたね。
この井本整体で最初に教わったのが、腹部12調律点でした。まず最初に、相手が息を吐いている時に、相手のお腹に手を当て、お腹の12のポイントをひとつずつ押さえていきます。押さえるといっても軽くですよ。吐く時に入って吸う時に戻す。または吸う時に戻さず、4呼吸位してから戻す。そして相手が息を吸う時に次のポイントに移る、終わるまで手は離さず、終わる時は吸う時、手を離す。簡単に説明していますが、これだけでは説明不足ですので、詳しく知りたい方は、先生の著書「人体力学腹部12調律点(主婦と生活社)」「整体法2・健康のもとは腹にあり(三樹書房)」をお読みになって下さい。
半年位は、この腹部の勉強でした。先生は12調律点は奥義だと仰っていましたが、いろいろな操法を教わるにつれ、私の心の隅に追いやられていった感がします。
それから随分経ってから私は再びこの12調律点の素晴らしさに気付きました。
先生からすれば「だから奥義だと言っているじゃないか」と言われそうですが、凡才の私にはその当時まだよく理解できなかったのです。気付いたことは、この操法には整体の基本が全て入っているということです。
整体は常に、相手の呼吸にそって操法します。そして呼吸が最も読みやすいのが、皆さんもお分かりの通りお腹です。だからまずここから始められた。なるほどと随分後になって気付くなんて、情けない話ですね。
続く