供養に関するよくある質問
真言宗 醍醐派 大津三十八不動尊
問.1
そもそも、
「追善供養」とは何ですか?
答.1
追善とは「追福修善」の略語で、
亡者の「福を追い、善を修する」という意味です
つまり、残された遺族が善い行い(お経を唱える等)をすれば、その功徳を亡者に施すことになって故人の善行へと変わり、より一層成仏へと導くことになります
そしてそれが今度は自分に返ってくるため、結果的に
故人だけでなく、自分自身のためにも繋がるのです
供養とは「供給資養」の略語で、
「お供えものを与えて養う」という意味です
供養という字は「人が共に養う」と書きます
お供えする事が亡くなった方を養う事になるのです
同時に自分自身も亡くなった方に養われているとも言えます
問.2
ご先祖様のために色々してあげたいのですが、自身の健康や子供の試験等、自分達の事で正直手一杯なので、ご祈祷(願い事を叶えてもらうお祈り)は受けるのですが、ご供養(亡くなった人へのお祈り)までする余裕がありません
答.2
自分が今ここに存在するのは沢山のご先祖様あってのことです
その方々を
供養すると、功徳が自分に跳ね返ってきます
その結果、良い方向に物事が進んでいく事になります
これを「七分獲一(しちぶんぎゃくいつ)」と言い、地蔵菩薩本願経には
「追善供養による功徳の七分の一はご先祖様が、残りの七分の六を供養を施した者が得られる」との教えが説かれています
結果的に
ご祈祷でもご供養でも、どちらも自分自身のご利益になるのです
問.3
忌中(身内の死に際して身を慎む期間)の時は穢れ(ケガレ)があるため、お参りは宜しくない事ですか?
答.3
忌中は、「死は穢れたものである」という神道の考えから生まれたもので、その
穢れが他人にうつらないように外部との接触を断ち「自宅にこもって故人のために祈りを捧げて過ごす期間」を設けたのが由来です
対して、仏教にとって死は別の世界への輪廻転生(=生まれ変わり)や、極楽浄土への旅立ちとしているため、
死を穢れとして恐れたり避けたりすることはしません
ちなみに、死者を忌む(=不吉だとして、きらって避けること)のは、「死」それ自体を忌むのではなく、肉親や親しい人の死を悲しむことにより、
遺族や周囲の人々の生命力が減退している状態を「気枯れ=きがれ=ケガレ」と見なすのです
問.4
檀家ではありませんが、供養は受けられますか?
答.4
当院では
檀家を一切取っておりませんので、檀家に入るよう勧める事も無ければ、高額な寄付をお願いする事もありませんのでご安心ください
供養は他宗派の方はもちろん、どなたでもお受け出来ます
※当院は真言宗の寺院ですので、真言宗の法式にてお勤め致します
問.5
先祖供養は親族一同が揃わなくてはいけませんか?
答.5
お一人でも大丈夫です
時間が取れない、遠方にお住まいなどで参拝が難しいという方は
委託での供養をお勧めします
※参列者が誰もいらっしゃらなくても、こちらで供養をしておくやり方です
問.6
供物は定番のお饅頭や、砂糖菓子が良いですか?
答.6
供養の後のお下がりは、お持ち帰りになられて家族皆で食べて下さい
身体(食べる口)が無いお先祖さまの代わりに食べてあげて、初めて供養が成り立ちます
そのため、ご自身が好きな物をご用意ください
その他、ご質問や不明な点などがあればご遠慮なくお聞きください
【春のお彼岸 もくじ】
①春のお彼岸
②供養は何のためにしなくてはならないのか?
③心の洗濯、出来てますか?
④先祖供養
⑤水子供養
⑥ペット供養
⑦遺品・人形供養
⑧供養に関するよくある質問
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