「黒い虫、食べた」 犬が言ったこと💧
だんでらいおん
子どもの頃の私……
変わった子だったようで、道端にしゃがみ込んで犬と話していたり、塀の上の猫とケンカしては言い負かされてワンワン泣きながら帰ってきた、と…… よく母がため息と共に話していました。
大人になってからは残念ながら動物と会話することはできなくなりましたが、
一度だけ、当時わが家にいたサリーという名前の犬の言葉を聞いたことがあります。
ある年の6月。
サリーの様子がおかしいのでペットクリニックに連れて行くと、肝臓の数値が異常にはね上がっていて、
「いったい何をしたんですか!」と、
こっぴどくお医者さまに叱られました。
何をしたのか! と言われても、心当たりなどありません。
帰ってからサリーの前に座って、
「何をしたの⁈」
と、聞くと、
サリーは申し訳なさそうな顔で上目づかいに私を見ながら、
「黒い虫、食べた」
と、答えました。
野良犬の時が長かったので、散歩に出ると、すぐ草むらに飛び込んではカエルやバッタを捕まえてしまいます。それが嫌で散歩の時は気をつけていたのに…… 😓
翌朝、クリニックに連れて行って、
「黒い虫を食べたと言いました」
と、伝えると、
先生は呆気にとられた顔で、それでも、
「農薬を浴びた虫だったかもしれませんね。それで分かった」
と、すぐに解毒の点滴をしてくださいました。
おかげで命びろいしましたが、
「この夏を越すのは無理かも」という状態は続いていました。
毎日、点滴に通ったのですが、そのうち治療を嫌がって暴れるようになったので通院は断念。。。
食事療法に切り替えました。
肝臓に良いと言われる冬瓜とスイカを毎日。美味しいようで、喜んで食べていました。
そして無事に夏を越して、それから5年を生きました。
「犬にも人間の食事療法が通用するんですね」
と、感心したように言われた先生。
いい方だったな、と思い出します😅 「…と、言いました」という話をそのまま受け止めてくださったので。
サリーとの思い出はたくさん。
ボロボロに汚れた犬でした。公園が近かったので、当時、町にはたくさんの野犬が現れて、食べ物をあさっていました。
おそれながら、でも保健所に知らせるのも かわいそうで、見て見ぬふりをしていたのですが、そのうち誰かが通報したようで野犬狩りにあい、皆んな居なくなりました。
その中で一匹だけ逃げのびた犬がいて…… 賢い犬でした。
結局、義父に叱られながら うちで飼うことにしたのですが…… 正直、当時、嫁として気遣いの多かった私はストレスいっぱい。サリーに気を配ってやる余裕はありませんでした。
なのにサリーはなぜか怖い場面ではいつも私の側にいて、狂犬病の注射とか爪を切りに行く時とかは いつも私でないとダメでした。
そんな犬を可愛がってやらなかった…… と、悔いばかり。
サリーのことに限らず、今の私なら、もっと違うのに…と、過去の自分を思い出しては 日々、思うことばかりです。
皆さんに伝えるのは 自分の失敗の経験から学んだこと😅
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