建物の新築・増改築で困らない!入門書⑪ 「増改築する際に必要なお祭とは?」
真言宗 醍醐派 大津三十八不動尊
改築する際のイロハ
遷座祭ってなに?
建物の新築・増改築で困らない!入門書⑪
~日本人なら知っておきたい家造りとお祭の常識~
建物の
新築・増改築で困らない!入門書
解決は原因を知る事から始まる!
家は沢山の人の力を合わせて初めて建てられる重要なものです
いくつかの章に分けて説明していきます
第3章 改築する際のイロハ
⑪改築する際に必要なお祭を知ろう
~意外と知らない増改築の際に必要なお祭~
増改築する際に必要なお祭とは?
地鎮祭の説明でもあったように、土地(自然)は人の所有物ではなく、全て神仏さまが司り、我々は一時的に利用させて頂いているに過ぎません。
当然、
家の内外を構う際には各場所をお護り下さっている神仏さまにお声がけをする必要があります。
住居や建築物を取り壊す際に、長くお守り頂いた家屋の神仏さまに感謝を申し上げると共に、
解体工事の安全をお願いする訳です。
神仏さまの、お引っ越し?
そのためには、失礼の無いように、
工事に取り掛かる前に神仏さまの座を他の場所に遷す「遷座(せんざ)」という作法を行います。
つまり、工事を始める前に、実際に構う場所の各方位を守護する神仏さまを、一時仮殿である御札へ引っ越して頂き、
工事の期間中は御札に鎮座して工事の安全を見護って頂きます。
そして、
無地に工事が終われば、今度は仮殿である御札から元の各方位へ遷って頂きます。
これが「神仏さまを元の座へ遷す」遷座祭です。
家屋の増改築や、敷地内を構う際のお祭
~工事の前後で神仏さまにお引越ししていただく必要があります~
遷座祭(せんざさい)
ってなに?
①【工事前】
遷座祭(せんざさい)
~
撥遣(はっけん)~
仮殿(御札)へ引っ越し
3,000円より(御札の数により変動)
※当本堂にて修法致します。
②【工事中】
仮殿(御札)を各方位へお祀り
③【工事後】
遷座祭(せんざさい)
~
開眼(かいげん)~
仮殿(御札)から元の各方位へ
3,000円より(御札の数により変動)
※当本堂にて修法致します。
※出雲大社が60年に1度行う「遷宮(せんぐう)」も同じで、要は屋根替えする際に大黒さまに拝殿に引っ越しして頂き、工事後に本殿に遷って頂くといった事をされるのです。
つづく
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