花粉症でお悩みの方へ! 中医学が教える「3つのタイプ別・漢方対策」
きらら薬局
こんにちは。出雲の漢方薬局「きらら薬局」です🌸
毎月第4木曜日の11:45〜12:00、エフエムいずも(80.1MHz)で放送中の『暮らしに役立つ漢方』に出演しています。
3月のラジオでは、春先に悩む方が増える「花粉症」の漢方対策についてご紹介しました。
■花粉症の原因と漢方の考え方
花粉症は、鼻や目の粘膜に付着した花粉を体が追い出そうとするアレルギー反応が原因です。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が起きるのは、この反応が過剰になってしまうからです。
中医学では、花粉症の症状を大きく3つのタイプに分けます。どのタイプかを見極めることで、体質や症状に合った対策がとりやすくなりますよ。
1.風寒タイプ(ふうかんタイプ)
特徴:体が冷えやすく、透明でサラサラした鼻水が止まらない、くしゃみ連発など
舌の様子:やや白っぽく、冷えを反映していることが多い
食事のポイント:ショウガやネギなど、体を温める食材がおすすめ
代表的な漢方薬:小青竜湯(しょうせいりゅうとう)など
小青竜湯は花粉症で最も多く飲まれる漢方薬の一つです。これは花粉症だけでなく、鼻水や咳にも効果が期待できます。
2.風熱タイプ(ふうねつタイプ)
特徴:体に熱がこもりがちで、鼻づまり・粘り気のある鼻水・目のかゆみや充血など炎症傾向
舌の様子:赤みが強い、特に先端が赤い場合が多い
食事のポイント:トマトやキュウリ、ミントなど体の熱を冷ます食事を取り入れる(※ただし、「冷たい飲み物」を大量に飲むのは逆効果となることも)
代表的な漢方薬:辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)など
辛夷清肺湯は粘り気のある鼻水でが出て、熱感を伴う鼻炎や鼻づまりに困っている方に向いています。
3.風湿タイプ(ふうしつタイプ)
特徴:胃腸が弱く、体に余分な湿(しつ)がたまりやすい傾向があり、体や頭が重だるく、白く濁った鼻水が出る
舌の様子:舌苔がベットリつきやすい
食事のポイント:ハトムギ茶やもやしなど、余分な水分を排出しやすいものを意識して取る
代表的な漢方薬:勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)など
勝湿顆粒は急性胃腸炎や全身の倦怠などで困っている方に向いています
改善のカギは「粘膜バリア」と「免疫力」
・粘膜の潤い
花粉などの異物が侵入しないよう、鼻や喉の粘膜に十分な潤いを保つことが大切です。睡眠不足や過度の冷えは粘膜を乾燥させてしまいます。
・免疫力を高める
漢方では「気(き)」というエネルギーの働きの1つに免疫力があると考えます。睡眠・食事・適度な運動で、しっかりエネルギーチャージをしておくことが根本的な体質改善につながります。
症状がひどいときは病院を受診するのも大切です。その上で、自分の体質やタイプにあった漢方薬をうまく取り入れることで、日々を楽に過ごせるようになるでしょう。
次回の放送では新年度の疲れやストレスからくる「5月病」について、漢方的な視点での対策方法をお伝えします。
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