日に日に伝わってくる震災の最新情報に愕然とさせられる毎日を皆様もお過ごしの事でしょう。
我々の生活圏である山陰地方は、比較的地震の少ない地域ではありますが、では『安全な土地』と言い切れるのかと言われると、けして「yes」と応えられない不安定な土地柄だといえます。
以前掲載したのですが、出雲から宍道湖、松江の大橋川、中海、鳥取の弓ヶ浜までは水道(陸地に挟まれた海の事)であった事が地質学・考古学などの調査で判明しています。
当然ながら出雲平野の地盤に関しても、海砂が堆積した砂質土や中世以降の湿原跡の粘土質地盤がほとんどです。
また、幕末(安政)、明治初期に起きた大地震により液状化した地質が出雲郵便局建設時の発掘調査にて確認されています。
最近では新築する際など土地の地盤調査を行いますが、建売物件(主に中古物件など)を購入する際や、既に住んでいらっしゃる建物については確認してみる事です。
自分の住む土地や建物を再確認する事で、災害対策・耐震対策に役立てて下さい。
今回の震災では大津波の被害も甚大でした。
もし仮に山陰地方が大津波に襲われた場合、地理的環境が三陸海岸と似ている(低地で地盤が悪い)という事を考えると・・・想像したくないですね
指定された避難場所へ行くのが大前提ですが、日頃より身近な場所で小高く、土砂崩れの危険がなさそうな丘陵地を見つけておくのも大事な災害対策だと思います。
昨日も掲載致した通り、既に住宅に関わる商品の入荷が滞っております。
メーカーによっては生産拠点に滅的被害を受けた所もあるようです。
弊社でも現在そういった情報を収集し、極力お施主様方にご迷惑をおかけしない方向で調整いたしておりますが、何分情報が乏しく、正確なお話が出来ない状況です。
詳しい事がわかり次第、現在工事中及び着工準備中のお施主様から順に担当者が説明させて頂きます。
勿論ながら入手の努力を致しますが、場合によっては他メーカー商品への変更、機種の変更などをご提案する事もあるかと思います。
諸般の状況をご理解頂き、ご検討・ご協力いただきます様よろしくお願いします。