山陰の暮らしに役立つお店まとめ
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便秘は現代人の多くが抱える身近な悩みです。特に年齢を重ねると、食事量の減少や蠕動運動の低下により、便秘に悩まされる方が増えてきます。しかし、便秘といっても一人ひとり症状や原因が異なるため、適切なアプローチが必要です。
今回まいぷれ編集部では、出雲市平田町の加藤薬品平田店を取材しました。漢方に詳しい加藤大志さんが店主を務める信頼できるおくすり屋さんです。漢方の専門知識と豊富な経験をもとに、便秘解消のための情報をお届けします。
一般的に便秘と言っても、実はいくつかのタイプに分けることができます。漢方では、体質や症状に応じて便秘を大きく3つのタイプに分類し、それぞれに適した漢方薬を選択します。
体に熱がこもることで起こる便秘です。便が硬くなり、のぼせや口の渇き、イライラなどの症状を伴うことが多く見られます。比較的体力のある方に多いタイプです。
漢方薬例:麻子仁丸(ましにんがん)
ストレスや精神的な緊張により、気の巡りが悪くなって起こる便秘です。お腹の張りや圧迫感、ガスがたまりやすいなどの症状があります。
漢方薬例:六磨湯(りくまとう)
体力や気力が不足して起こる便秘です。高齢者や病後の方に多く見られ、便意はあるものの力が入らず、なかなか排便できないという特徴があります。虚秘はさらに以下のタイプに分けられます。
気(エネルギー)が不足している状態で、疲れやすく、便を出す力が弱い状態です。
漢方薬例:黄耆湯(おうぎとう)
血が不足している状態で、腸が潤いを失い、便が乾燥しやすくなります。
漢方薬例:潤腸丸(じゅんちょうがん)
体を温める力(陽気)が不足している状態で、お腹が冷えて腸の働きが低下します。手足も冷えやすく、疲れやすいといった症状が特徴的です。
漢方薬例:済川煎(さいせんせん)

漢方薬は、個人の体質や症状に合わせて選択することで、より効果的な便秘解消が期待できます。上記の分類に基づき、便秘に用いられる代表的な漢方薬には以下のようなものがあります。
麻子仁丸(ましにんがん)、六磨湯(りくまとう)、黄耆湯(おうぎとう)、潤腸丸(じゅんちょうがん)、済川煎(さいせんせん)などが、それぞれの便秘タイプに応じて使い分けられます。
これらの漢方薬は、便秘のタイプ(熱秘・気秘・虚秘)や体質、年齢、体力などによって選択されます。体に熱がこもるタイプから気が不足するタイプまで、様々なアプローチで便秘の根本的な改善を図ります。
⚠️ 重要:漢方薬は体質に合わせて選ぶことが最も大切です
上記の漢方薬は一般的な分類ですが、実際にはお一人おひとりの体質や症状の組み合わせによって、最適な処方は大きく異なります。
自己判断での使用は危険な場合もあります。同じ便秘でも、体質や原因が違えば適切な漢方薬も変わってきます。また上記の漢方薬は日本国内では販売されていないものもありますので、国際中医師などの漢方の専門家による個別の体質チェックを受けることが安全で効果的な解決への近道です。
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便秘解消には、食物繊維の適切な摂取も重要です。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、それぞれ異なる働きをします。
近年注目されているサイリウム・ハスク(オオバコ属植物の種皮)は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく含んでおり、便秘解消に効果的とされています。水分を含むとゲル状になり、便を適度な硬さに調整してくれます。

漢方薬や食物繊維の活用と合わせて、日常生活の改善も便秘解消には欠かせません。以下のポイントを参考に、生活習慣を見直してみましょう。
朝起きたら、まずコップ一杯の水を飲む習慣をつけましょう。胃腸が刺激され、蠕動運動が活発になります。また、決まった時間にトイレに行く習慣をつけることで、自然な排便リズムを作ることができます。
特に年齢を重ねると筋力が低下し、腸の動きも鈍くなりがちです。ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことが大切です。腹筋を鍛える運動も効果的です。
十分な水分摂取は便秘解消の基本です。1日1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を補給しましょう。ただし、冷たい水は体を冷やすので、常温や温かい飲み物がおすすめです。
精神的なストレスは腸の働きに大きく影響します。深呼吸や瞑想、趣味の時間を持つなど、自分なりのストレス解消法を見つけることが重要です。

ストレスや不規則な生活、偏った食事が主な原因となることが多いです。生活習慣の改善と共に、気の巡りを良くする漢方薬が効果的な場合があります。
仕事のストレスやホルモンバランスの変化が影響することがあります。さらに血の巡りを改善する必要性や、ストレス対策も重要になります。
食事量の減少、蠕動運動の低下、筋力の衰えが主な原因ですので体力に配慮した穏やかな漢方薬が適応になることがあります。また便に潤いを保つ成分や食物繊維の補給も効果的です。
編集部より:加藤薬品平田店では、このような年代別の特徴を踏まえた個別相談を実施されています。
「その方の生活習慣、食事、お悩み、全部お聞きして、一緒に考えていく。時間はかかることもありますが、あせらずじっくりとという姿勢が大事です」と加藤さんは語られています。
年代や体質によってそれぞれの便秘解消法があります。諦める前に、まずは専門家に相談してみませんか?

島根県内でわずか数名の認定資格をもつ相談員が在籍する信頼のお店
「おばあちゃんの知恵袋の健康版みたいな感じでいいと思っています」と穏やかに控え目に語る相談員の加藤さん。出雲市平田町で多くの方の漢方健康相談に応えています。
便秘は個人差が大きく、同じ症状でも原因や適切な対処法は人それぞれ異なります。加藤薬品平田店では、過去の経験から学んだ「一人ひとりの体質や状態をしっかりと把握する」ことを最重視。その方の生活習慣、食事、お悩みを全て聞いて、一緒に考えていく丁寧なスタイルで相談に応じています。
あなたも便秘の悩みから解放されませんか? 一人で悩まず、まずは気軽に相談してみてください。「漢方カウンセリングができる店」の垂れ幕が目印です。
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※この記事の情報は一般的な内容であり、個別の医学的アドバイスに代わるものではありません。症状が続く場合や悪化する場合は、医療機関での診察を受けることをおすすめします。
※漢方薬は医薬品です。使用前には必ず専門家にご相談ください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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