残された言葉。。。
だんでらいおん
亡くなられた方の言葉を聞きたいというご依頼もよくあります。
そんなに重い病気があったわけではないのに、入院してわずか2ヶ月の間に急激に体調が悪くなって亡くなってしまわれたご主人のこと。
「入院したせいで悪くなった」とか、
「私が勝手に食べ物を持って行ったのがいけなかったかも」とか。
その方はご主人の突然の死が受け入れられず、憔悴しきった様子でした。
でもご主人とお話をしていると、もう一年以上も前から足が痛かったのだと言われました。
最初は足がだるくて重くて、長い距離を歩くことができなかったのだそう。そのうちにわずかの距離でも足を引きずるようにしてしか歩くことができなくなり、やがて足が腐ると思えるような激痛に襲われるようになったのだ、と。
血流のせいだと思えました。
奥様にそのことを伝えると、救急車で運ばれた時、腹部の血管の詰まりを指摘されたと話されました。
亡くなられたご本人はもうずいぶん前から身体の異変に気づいておられたよう。たぶんあちこちに血栓が飛んでいたのではないかと思えました。
「苦しかったり痛かったりを、きっと病院に行くのが怖くてがまんしてしまわれたんでしょうね」
なんであの時、病院に行かなかったのか、と……亡くなられた方の後悔が伝わってきました。
「だから病院の治療が悪かったわけでも、あなたの看病が間違っていたわけでもないんですよ」
そう言われたからといって、残された方の喪失感が消えるわけではないのですが、少しでも誰かやご自分を責める気持ちが癒されれば、と思います。
どうぞ一日も早く、残された方が生きる気力を取り戻されますように。祈らずにはいられません。
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