中国の武漢で今もなお、最前線で治療に当たっている張先生の講義がありました。

日本の医療関係者をはじめ700名を超える人が参加されていました。

武漢では中医学治療で軽症患者が悪化することが無かったという実績がありますが、この治療方針を示したのが、張先生。

日本にはない処方で、どのようにしたらいいのか？という質問に、弁証論治が大切。
治則に従っていれば生薬にこだわらなくも大丈夫。
武漢では一気に患者が一気に増え個々の弁証が出来ずベース処方を飲ませた。
日本で弁証論治ができる間は、1人一方剤ですべき。
清肺排毒湯も飲むのは1週間くらい、ダラダラ飲み続けるものではない事も今回初めて知りました。

無症状、軽症患者にこそ、漢方治療で悪化を防ぐ事がすごく大切ということをおっしゃいました。

今、備えておくべき漢方薬として、
衛益顆粒、勝湿顆粒、銀ギョウ散、麦味参顆粒。
これらを症状、舌の変化に合わせて服用すること。
板藍茶、五涼華があれば更にいい。

あくまでも弁証論治からの漢方薬の選択を。

感染しても軽症であればいい。悪化しないように出来るだけ養生を。
自分の身体は自分で守ろう。