ばんじました岩成工業の大番頭です、ただもとだんだん。
またまた久しぶりの更新となってしまい、季節は何時の間にやら初夏。
ジメジメした梅雨ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか？

さてさて、ココ出雲が日本酒発祥の地だってコトをご存じですか？

出雲市平田町佐香に「佐香神社(松尾神社）」なる神社があります。
この神社は酒の神様である「久斯之神（くすのかみ）」を祀ります。
だからって、それだけでココが日本酒発祥の地と言う訳ではありませんッ！

なんでも・・・
「佐香の河内に百八十神等集ひ坐して、御厨立て給ひて、酒醸させ給ひき。
即ち百八十日さかみずきして解散け坐しき。故、佐香と云う」

って、何のことだか？
いまの言葉で簡単に訳すと・・・

「佐香の川の近くに百八十の神々が集い、調理場を建て、
百八十日間の酒宴を楽しみ、お別れになった。」

と、出雲風土記には記載してあるんだとか。

百八十人(神？）で百八十日間の宴会…
さぞかし楽しかったんでしょうねぇ。
なんとも羨ましい。

じゃなくって！

また、佐香神社の伝承には「雀が落とした稲穂が川で醗酵して酒になった」
ともあるそうで、やっぱりココが日本酒発祥の地！　だと思いませんか？

毎年10月13日にその佐香神社で秋の例祭「どぶろくまつり」が行われます。
ん～ッ？
10月13日？

この神社では新暦で祭りを行われますが、もしも旧暦なら…
そう、神迎祭の3日後ですね。（神迎祭は旧暦の10月10日）
神在祭でお集まりになられた神々が宴会をされたのでしょうね。

じつは出雲杜氏は、この大祭が終わらないと酒の仕込みに入りません。
この例祭のあと、地元だけでなく、全国の有名な酒蔵に酒造りのために出かけて行くんだそうです。
そう、出雲杜氏は全国でも腕のいい杜氏として有名なんですよ。

で、我が町大社の酒屋さんでとても良いものを発見！それがこの写真です。

ご主人に話を伺うと、ここ最近は県外のお客様がよく来店されるようになり、
大吟醸など、ちょっと高めのお酒が人気なんだとか。
なんだか、地元民からする嬉しくなりませんか？