解体も無事に終わり、いよいよ地盤調査に入りました。
この日も猛暑、痛いほどの日差しの中での作業です。
ヘルメットの下のタオルがそれを物語っていますが、まずは隣接する建物の日陰ギリギリの部分からスタートです。。。

このキャタピラ付きの機械を使っての調査は「スウェーデン式サウンディング調査」と言いまして、名前にある様にスウェーデンの国鉄で線路の地盤を調査する為に考案されたものだそうです。
もともとは人力にて調査を行っていたらしいのですが、現在は自走機械化されて随分と楽になったとの事。

作業内容は、まず鉄柱の先にスクリューポイントを取り付け、地面に押し当てます。
それにオモシを乗せていき、重さで自沈するか（何キロで何センチとか）を調べます。
それを繰り返し、規定のオモシを乗せた後、自沈しないようなら鉄柱を回転させ、規定の深さまで鉄柱が貫入するのに何回転したかを記録します。

あとはそれの繰り返し、実際に建物が建つ形や場所に合わせ、必要なヶ所数おこないます。

こういった一連の作業を現在は機械がしてくれているのですね。
オモシを運んだり、手でハンドルを回す必要がないだけ楽になったと言う事でしょう。
後はデータを持ち帰り、数式に当てはめて地盤の強度を出すわけです。