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山陰スピリチュアル紀行

米子の神社に初詣!

宗形神社~大神山神社~深浦神社

今回は2021年最初に行った米子の式内社や、丑年にちなんだ神社めぐりを紹介します。
当初は午前と午後で神社をめぐる予定でしたが、社会情勢に配慮して午前中のみの企画に変更。参加者は鳥取県西部総合事務所に集合して出発。参加者は5名でした。

宗形神社

 

最初に向かったのは宗形神社。延喜式神名帳に記載されている式内社で、伯耆六社の一つです。1200年以上の歴史を有しています。御祭神は社名のとおり、田心姫(たぎりひめ)命・湍津姫(たきつひめ)命・市杵島姫(いちきしまひめ)命の宗像三女神。天照大神と素戔嗚命の誓約(うけい)のシーンで誕生された神々です。

お参り後、内藤宮司にお話を伺いました。まず気になるのが社名の「宗形」と地名の「宗像」が違うこと。文徳実録(856年、日本六国史の一つ)には「宗形」と記されていましたが、延喜式(922年)では「胸形」と記されています。その後明治の初めまで「宗像」となっていましたが、明治4年に再び「宗形」とされたとのことです。九州の宗像氏がこの地に来着し、祖先神である宗像三女神を斎祀されたのがこの神社の起源と伝えられているそうです。

 

海運交通・厄除開運・事業開運の守護神で、また人生の神様としてのご神徳があるとのこと。戦国時代には尼子氏・吉川氏の崇敬も厚く、吉川元春により桃型兜が奉納されました。これは全国にも9つしか残っていないという貴重なもので、神社の社宝として大切にされていたとのこと。4年前に米子市に寄贈され、現在は米子市指定有形文化財として保管されています。

また、神社の鎮座地についてもお話しいただきました。内藤宮司が学生時代に調べられた鎮座地の古代からの理想図には、1.神様を北に向けない、2.神様の裏には「神名備(かんなび)山」または「神南備山」、3.神社の前には川、4.神社の前方には山、5.本殿は参道の右に鎮座(真正面にはならない)、というものがあり、宗形神社はまさにこの理想図に合致した神社だったと気づかれたそうです。帰りに一の鳥居から振り返ってみると、たしかに本殿は正面ではなく右側に鎮座されています(手水舎から本殿が直線です)。

 

境内には「鳥取県の名木100選」クスがありました。これがご神木かと尋ねられることもあるそうですが、ご神域にある古木はすべて「ご神木」とのこと。緑がいっぱいの、素敵な境内でした。

所在地:鳥取県米子市宗像

大神山神社

 

続いて一同は大神山神社へ向かいました。大神山神社は最初に訪れた宗形神社と同じく延喜式神名帳に記載されている式内社で、伯耆六社の一つです(ちなみに伯耆六社の残り四社は鳥取県中部)。

 

由緒書きによると、大神山とは奥宮のある大山の古い呼び名とのこと。奥宮は標高1,000m近い高地で冬には雪深くなるため、冬にお祀りすることができる場所に社を立ててこれを冬宮と称していました(大山の社は夏宮)。それが3度の遷宮を経て1653年に現在の地に遷されたのが現在の大神山神社です。現在では本社、里宮とも呼ばれていて、大山の社は奥宮と呼ばれます。

ところで鳥取県には「たたら文化」に由来した縁起の良い名前の神社が数多くあります。このうち八社とその年の干支にちなんだ神社をめぐり開運祈願をする「伯耆国開運八社巡り」というものがあり、手ぬぐいや袱紗に朱印スタンプを押し集めていきます。

 

そして今年、丑年の神社はここ大神山神社。大山は江戸時代に全国有数の「大山牛馬市」として隆盛を極め、明治時代には日本最大級の牛馬市へと発展しました。古くから牛馬守護神として崇敬されており、安産や勝運に御利益があると多くの参拝者が訪れます。早速購入した手ぬぐいに朱印スタンプを押しました。

境内の灯篭には十二支が彫られていて、ここでも丑発見!

本社の境内には多くの紫陽花が植えられた外苑があり、初夏には数多くの花が咲き誇ります。夏のお参りもおすすめですよ♪

所在地:鳥取県米子市尾高1025

深浦神社

本日最後の神社は、米子市内を流れる加茂川近くの深浦神社。昭和10年出版の「鳥取県神社誌」によると、「創立年月日は不詳、古来は祇園社だったのが、明治5年に勝田神社の摂社に定められ深浦神社という名前になったとのことです。その後大正4年に愛宕神社が合祀されたそうで、ご祭神はスサノオノミコト、イザナミノミコト、カグツチノカミ」と記されています。

正面のお社のほか、左手に境内社があるのですが、この境内社が面白い! とても小さな鳥居の奥にお社があり、お社の両側に十二支の像が並んでいるのですが、この十二支がすごくリアルです!

 

今年の干支「丑」の毛並みまで彫られていたり、神社ではあまり見かけないフォルムの「辰」、またなんといってもコブラに見紛う「巳」など... 思わず見入ってしまいました。丑年に加え、各自の干支の前でもお参り。

所在地:鳥取県米子市祇園町1-83

2021年の神社巡りも楽しくなりそうな、そんな予感がした1日でした。これからもたくさん素敵な神社を巡りましょう!


協力:福井 晴子(社☆ガール)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。