引き続き、うつ、パニック障害、ADHDなど、こころの不調と身体の関係について解説します。
キーワードは「腸内環境」「砂糖」「ビタミン・ミネラル・タンパク質」「日光」です。


過去のニュース記事はこちら↓
こころの不調と腸内環境
こころの不調と砂糖の関係
こころの不調とビタミン・ミネラル・タンパク質


4日間にわたって解説してきました、こころの不調と身体の関係シリーズも今回が最終回です。

今回はこころの不調と「日光」についてです。
では早速いきましょう〜


皆さんは「体内時計」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか？
実はこの体内時計は24時間よりも長いことがわかっていて、日本人はだいたい24時間10分なのだそうです。

では、私たちは、どうやって24時間の生活に身体を合わせる事ができているのかといいますと、その答えが「日光」なんですね。


私たちは、朝陽を浴びることによって、脳の松果体という部位からセロトニンという神経伝達物質（いわゆる脳内ホルモン）が分泌され、身体が目を覚ましていきます。

朝陽を浴びることによって、時計をリセットさせて、24時間に適応しているということなんですね。


そして、夜になるとセロトニンが減り、メラトニンが増えて、眠気を起こすようになっています。

メラトニンの材料がセロトニンですから、セロトニンがしっかり出ないと、メラトニンもつくられず、不眠になりやすいということです。


セロトニンといえば、幸せホルモンともいわれており、うつとの関係も深いことがわかっています。


松果体は、第3の眼ともいわれており、は虫類では角膜がついていて、実際に太陽を見ているのだそうです。
人間の松果体は脳の奥にありますが、日光やその他電磁波を感知することができるといわれています。

ですから、朝陽をしっかり浴びて、松果体のスイッチを入れてやることが大切なんですね。

また、松果体→視床下部→下垂体は、身体全体のホルモンバランスのスタート地点ですから、一日のホルモンのリズムを整えるという意味でも、朝陽を浴びることは非常に意味があります。


こころの不調がない方も、健康のために、朝は30分、朝陽をしっかり浴びてみてはいかがでしょうか？