いつもニュースをお読み頂きありがとうございます
先日は、言葉の表現方法で、同じことでも波動が変化するというお話をしました。
(今回は長い文ですので、興味のある方はどうぞお付き合いください
)
言葉には言霊という力があると、日本では古来から信じられています。
でも、この言葉の不思議な力
いえ、もっと言えば、言葉の使い方によって
不思議な力を発揮させる時と、そうでない時の違いとはなんなのか?
それは、心が二重構造になっているということが重要なポイントになるようです。
では、心の二重構造を上手く利用して、心の力を発揮させるにはどうしたらいいのか?
今回はヒントになればと思い、あるお話を引用したいと思います。
天才的催眠療法家のミルトン・エリクソンのお話しです。
エリクソンなどの有名な療法家の言語パターンを研究し、発展させたのが
NLP神経言語プログラミングというスキルですが、そのエリクソンの、言葉のちょっとした使い方で、問題行動を変化させたというお話しです。
「エリクソンがサンフランシスコでワークショップを行っていた時に、ある児童心理学者がエドという10代の反抗性挑戦性障害の患者を連れてきて、エリクソンに診せました。
その少年の治療が上手くいっていなかったので、エリクソンが少年に催眠をかけて(改善させて)くれることを期待していました。
そこで、エリクソンは、ただエドを見てこう言いました。
君がどんなふうに自分の行動を変えていくのか、私には本当にわかりません
そして、エリクソンはエドに、ここまで来てくれたことに感謝の言葉を贈ると、エドと児童心理学者は会場を後にしたそうです。(ビル・オハロン著 解決指向催眠実践ガイドより引用)
児童心理学者は、エリクソンがエドを治療しないことにしたのだろうと思ったそうですが、それから数か月の間に、エドが驚くべき変化を見せたのです。
実は、エリクソンはエドにかけたほんの短い言葉の中に、エドの無意識に介入して、変化を起こさせるきっかけを作っていたのですね。
さぁ、いったい何がエドに良い変化を起こさせたと思いますか?
君がどんなふうに自分の行動を変えていくのか、私には本当にわかりません
このエリクソンの言葉には、何が込められているでしょうか?
それは、言葉にははっきりと表現しなくても、ある
前提を込めた言葉の使い方というものがあります。
実は、エリクソンはエドが
自分の行動を変えるという前提で、それをどのように変えるかという事については、エド自らが考えるように委ねていたのですね・・・
まともに説教でもしようものなら、理性が反発したりして、反抗してしまうでしょうが
突然のエリクソンの予想外の言葉を、心の二重構造であるところのエドの無意識が、その
前提=自分の行動を変えるを受け入れたのですね
無意識は命令を忠実に実行するという働きがあります。
そしてエドは、自分の行動を変えるという結果を引き起こしたのです。
このような心の力を引き起こす言葉の使い方、自分や相手に対してかける言葉・・・
心を強くする言葉の使い方はどのようにしたら身につくでしょうか?
言葉と心の二重構造の関係、これらをしっかりと学ぶことも大事だと思います。
実は誰もが持っている心の二重構造について、ちゃんと学んだことが無い方がほとんどだと思います。
自分自身も、子供も、誰もが持っている心の二重構造。
まず、その基礎から学んでみませんか?
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