こんにちは
いつもありがとうございます
出雲市平田町の竹崎鍼灸整骨院
鍼灸師の古瀬と申します


今回は突発性難聴の鍼灸治療の考え方について
お話しします。


【突発性難聴とは】
突然、耳が聞こえなくなります。
内耳性の疾患で、通常は片側のみ。
耳鳴、耳閉塞感、
時にめまいを伴うが、めまい、難聴発作が反復して起こることはない。
(発症後から通院するまで難聴の程度が変動しない)

病院の治療で最も行われるのは、
ステロイドホルモン剤と血管拡張剤を用います。

聴力の完全回復する確率　30％
聴力は戻るが何かしらの後遺症が残る　50％
聴力の回復が見られない　20％

突発性難聴は
発症後1週間以内に治療を開始することが重要とされているが、
時間との勝負です。
病院での投薬治療、鍼灸治療は
発症後48時間以内に開始するのが理想です。

病院の治療と並行して行うことができます。
しかし突発性難聴で病院の投薬治療を１～２週間継続しても
改善がみられなかった場合、治療法の1つとして鍼灸治療を試す方が多いです。
1週間と待たずに早めに鍼灸をお試しください。


【原因】
原因は明確にはよくわかっていないが
①内耳循環障害説
②ウイルス感染説
③日常生活上のストレス説
などが関与しているといわれています。

①内耳循環障害
なにかしらの原因で内耳に行く血流が断続的に阻害されて耳に血管栄養が届きにくくなっている状態。
顎関節の硬さ、鼻炎や鼻詰まり、首・肩こりなどが内耳への血流を滞らせます。

②ウイルス感染説
ムンプスウイルスによる感染
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)により難聴を引き起こすことがあります。

③日常生活上のストレス
ストレスにより交感神経優位になると血管が収縮します。
血管が収縮すると内耳の血流が不足します。
圧倒的に休息が足りていなくて、睡眠の質、必要な睡眠時間が取れていないことが多い。
睡眠の質を高めて身体が休息出来るように導いていきます。

鍼灸治療で対応できるのは①と③です。


【鍼灸治療】
①であった通り
突発性難聴の鍼灸治療では耳や耳周囲に鍼をするのではなく
主に「顎関節」「鼻炎」「首・肩こり」の症状や緊張を緩めていきます。
顎関節の硬さは無自覚であることが多いです。
鼻炎はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、花粉症の既往があることが多いです。
首・肩こりは言わずもがなです。

これらの緊張を緩めるために多くは手足のツボを用います。
必要に応じて腰部や臀部のツボを用います。


【治療頻度】
合計で何回必要かは正確にはお伝え出来ませんが
短時間で改善できるように
週２～３回の通院をお願いしています。


【まとめ】
突然耳が聞こえなくなったら
すぐに耳鼻科を受診してください。

我慢することで慢性化し
後遺症（耳鳴、耳の詰まり）に悩まされる可能性があります。

早期に治療を開始することで
100%ではないですが治癒することがあります。

迷ってないで
仕事や家事を休みにして
速やかに治療を開始しましょう。

出雲、松江、雲南の地域で『突発性難聴』で
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