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山陰スピリチュアル紀行

熊野大社 御櫛祭に参列しよう!

熊野大社~東岩坂珈琲館~磐坂神社~志多備神社

今回の神社めぐりは、熊野大社をはじめとした、松江市八雲町の神社めぐりです。八雲立つ風土記の丘に集合してから向かいました。

熊野大社

出雲国一之宮として人々の信仰を広く集めている熊野大社の御祭神は、「加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(カブロギクマノノオオカミクシミケヌノミコト)と称える素戔嗚尊(スサノオノミコト)」です。つまり出雲の国風土記に登場される大神のうちの1柱でいらっしゃる熊野大神=スサノオノミコト、ということです。
古事記ではヤマタノオロチ(八岐大蛇)退治の際、スサノオノミコトがクシイナダヒメ(奇稲田姫)を櫛に変え自分の髪にさしてオロチ退治に臨んだ、と伝えられていますが、こちらに伝わる故事はちょっと違います。スサノオノミコトが斐伊川上流で八岐大蛇を退治されたとき、クシイナダヒメに結納として御櫛を渡されたという、こちらに伝わる故事にちなんだお祭りが「御櫛祭(みぐしさい)」です。毎年4月13日の午前中に開催されるこのお祭りに、今回参列させていただきました。河川敷にはまだ桜も残っていて、快晴の中ピンクの花がとても映えていました。
厳かな雰囲気のなか、神事がスタートしました。お祭りの中で印象的だったのは、宮司が本殿で御櫛を置き祝詞を奏上されたのち、その御櫛を持って摂社の稲田神社に移動され、そちらでも祝詞を上げられたところです。祝詞がマイクを通じて本殿に流れてくるのには驚きました。そして祝詞の後、八雲楽の生演奏に合わせ、8名の巫女が巫女舞を奉納されるところも印象的でした。
神事後の宮司のお話では、このお祭りは故事にちなんだ結婚を祝福するお祭りということで、結納のしるしとして櫛を送ったことに倣い、本殿(御祭神:スサノオノミコト)から稲田神社(御祭神:クシイナダヒメ)に櫛をプレゼント(奉納)するという形でお祭りが進むということです。またご結婚の祝いということから、このお祭りではあらゆる産業の発展、そして広い意味での縁結びを願って行われるということでした。この御櫛祭、記録によると明治の初めにはすでに行われていたのですが、当時は11月13日で、明治43年より4月13日に変更されたとのこと。現在は、4月13日は午前中に御櫛祭、午後からは「御田植神事(みたうえしんじ)」が行われて、豊作・五穀豊穣を祈られます。
その後、舞殿から餅まきをされるので、そちらにも参加。たくさんの方がいらっしゃいました。そしてそして、今回の密かな(?)楽しみは、限定8体の御櫛のお守り。こちらはクジ引きによる抽選があり、当たれば授与いただけます。社☆ガールも挑戦しましたが、残念ながら・・・。ただ、実際の御櫛を見せていただいたので、写真だけでもと撮影させていただきました!
餅まきの後、権禰宜の田中様にお話を伺いました。先ほど参列した神事のこと、熊野大社のこと、境内の気になること、などなど、知りたがりな社☆ガールは質問が止まりません。午前中の片付けの中、また午後の御田植神事の準備とご多忙のなか、色々な疑問に快くお答えくださいまして、本当にありがとうございました。

神社からの帰り道で、見事に丸い虹が出ているのを発見!これは「ハロ」「日暈(ひがさ)」といわれる気象現象です。以前の神社めぐりでもちょうど見かけたことがありますが、私が見たのはその時と今回の2回だけ。偶然なのでしょうか、それとも・・・!?
所在地:松江市八雲町熊野2451

東岩坂珈琲館

熊野大社を出て北東に10分程度車を走らせると、「東岩坂珈琲館」に到着。昨年の神社巡りの時もランチでお邪魔したのですが、今回も温かく迎えていただきました。サンドイッチやスープカレーにも心惹かれましたが、今回はトマトソースドリアを注文。アツアツでとっても美味しい☆ 
お店の雰囲気もとても居心地がいいので、食後の飲み物に合わせてケーキも注文し、先ほどの神事のことや神社・神話のことなど、話に花が咲き、ついつい長居をしてしまいました。
所在地:松江市八雲町東岩坂2-1

磐坂神社(いわさかじんじゃ)

次に、西岩坂の磐坂神社へ。八雲小学校の裏手にある鳥居をくぐり、山中の階段をひたすら登っていくと、山頂が開けていて神社が鎮座しています。
磐坂神社は、出雲国風土記にも登場する古社です。御祭神はスサノオノミコトの御子神、イワサカヒコノミコト(磐坂日子之命)です。イワサカヒコノミコトをお祀りしている神社としては、他に鹿島町の恵曇神社があります。松江の北と南を守っておられるのですね。
境内には多くの狛犬と、そしてとても可愛らしい神牛が。つぶらな瞳に癒されます☆
所在地:松江市八雲町西岩坂946

志多備神社(したびじんじゃ)

本日最後の神社は志多備神社。こちらも出雲国風土記に「志多備社」として記されている古社で、御祭神はイザナギノミコト(伊弉諾尊)とイザナミノミコト(伊弉册尊)の2柱です。そして、こちらの神社で何と言っても有名なのは日本一のスダジイです。この地域の走行人が宿るご神木で、樹齢が数百年とのこと。とっても巨大で、近くに行くと大きさに圧倒されますが、同時にパワーもいただけるような気がします。
日本一のスダジイだけでなく、周囲にはたくさんの巨木があり、お参りを終えて帰り道の途中、振り返るとこんもりとした森が見えます。「まるでトトロの森のようだね」と話をしていました。田園や自然に囲まれた素敵な風景にほっこりしました。
所在地:松江市八雲町西岩坂1589
まだまだ行きたい神社はありましたが、今日はこれで時間切れ。新しい時代に向かう中で、古代から伝わる神社や昔から大切にされている自然を感じた1日となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。 
協力:福井 晴子(社☆ガール)