先日来院された60代の女性が

『なんだか膝の痛みと
膝全体が反対に比べて大きく見えるけど
これって腫れてますか？』

と聞かれましたが
膝の痛みを訴える患者さんから
よく聞かれる質問の1つです。

ケガをしてしまった後であれば
確かに腫れる（炎症）ことがありますが

膝の痛みの場合は慢性的に
組織に負担が繰り返しかかることで
炎症が起きて水が出て腫れたように見え
酷いと熱を持って強い痛みを伴います。

今日は膝に水が出てしまった時に
どのように対処したらいいのか
お話したいと思います。

『膝に水が溜まる原因』

膝の組織に対してストレスがかかり
炎症が起きると痛みが出ますが
慢性的な痛みの場合は関節包という
関節を包んでいる袋の周囲にある
滑膜という膜に炎症が起きると
水が出てきます。

水が出る状態は分かりやすく言うと
蛇口を捻ってバケツに水が溜まる
というイメージでいいかと思います。

通常、炎症がない膝にも滑膜からは
関節の動きをスムーズにする目的で
水は出ていますが、これは水が出る量と
排出されるスピードが一致しているので
溜まるようなことはありません。

しかし炎症が起きて滑膜から水が
たくさんでると排出されるスピードより
水が出る量が多くなってしまうので
水が溜まって膝が腫れてきます。

『注射で水を抜くとは？』

膝に水が溜まった時に注射で水を
抜くというのを耳にしたことがあると思いますが
これはたまった水を抜くことに加え
炎症を抑える効果がるヒアルロンを
膝関節内に入れる目的で注射をします。

しかし近年ではその効果がそこまで高くない
ことが分かってきていて注射をされない
先生もおられます。

『注射もさずに膝の水を減らす方法』

ここからは軽度の水が溜まっている場合に
実施してほしいセルフケアを紹介します。

まず前提として、膝に水が溜まる原因は
膝の中で炎症が起きる事なのでまずは
炎症を抑える施術や機械を当てることが
とても大切になります。

その後に膝の溜まった水を排出する
アプローチを起こないます。

自宅でやる場合は膝のお皿の上の
膨らんだ部分にパットやタオルを
丸めたものなどで圧をかけて
弾性包帯でグルグルと膝全体を
巻いて覆います。

その後、膝の下にバスタオルを丸めたもので
膝の下に枕を当てて膝が少し曲がった状態にします。

次にその膝が少し曲がった状態から
膝が伸ばせるところまで伸ばして
太ももに力を入れ3秒キープします。

これを10回程度繰り返して
包帯を外してください。

上記のように圧をかけて水が抜けやすいように
しながら動かして力を入れることで筋肉のポンプ作用で
水を減らしていくことが出来ます。

ぜひ実践してみて下さい(^^)

膝の炎症を抑えるためには
機械の照射や膝周りの硬さをほぐす
リハビリなどはとても大切ですので
起こりでしたらお気軽にご相談ください。

◇出雲市平田町の竹崎鍼灸整骨院◇

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