布団の話の続きです。

整体協会の先生によりますと、「体が伸びる、呼吸が深く入る布団がいい」と仰っています。
しかしそれは感性の研ぎ澄まされた先生のお言葉ですので、私にはまだよくわかりません。
また先生は「体が伸びる、呼吸が深く入る方角がある」と仰っています。
そのお話を聞いて依頼、私は布団を東西南北、いろいろ向きを変えて試してみました。今もその最中です。確かにぐっすり眠れる方向があります。それでも、それが本当に正しいのか、繰り返し試しているところです。
みなさんもやってみてください。
感性が鋭く、私よりわかる人もたくさんいらっしゃると思います。とにかく知識ではなく、本能です。本能でわかる。そういう能力を進化の過程で人は身に着けているんです。しかしそれを、いつの間にか忘れてしまっている、ということです。
枕も同じです。私は最近そば枕を使うようになりましたが、これが実にいい。人は寝ている時、横向きになったり、うつぶせになったり、身体を斜めにもっていったり、いろいろ変えます。横向きになった時は、肩幅の高さがしっくりきます。仰向けの場合は、高くない方がいいですが、頭が疲れている人は高くします。みんな勝手に、無意識に高さを調整しています。だから高さを変えられる枕がいい。私はお客さんによくせんべい座布団がいいと言いますが、二つに折ったりして、高さを調整できるからです。一番気持ちいい高さが正解です。でもみなさん無意識にちゃんとやってますよ。枕がなく、横向きに寝る時は、ちゃんと手枕してますよ。ほとんどの人は。

続く