私が禅についてお話するなんて、たくさんの優秀な禅の僧侶がいらっしゃっる中で
大変おこがましいとは思いますが、どうかご無礼をお許しください。

また今からこのニュースを見た方は、整体の話かと思ったら
禅の話とはどういうことかと思われたかもしれません。

これはストレスを解消するのには
瞑想が重要だというところから始まり、そして禅の話まで及んだということです。

できればパート１から読んでみてください。

禅は前にもお話しましたが、サンスクリット語の瞑想を意味するディヤーナという言葉が
漢訳されて、禅となったのです。
だから瞑想と禅はちょっと違うイメージがしますが、同じです。

前回のお話、天台の智顗（ちぎ）の活躍するちょっと前に
ボダイ、ダルマがインドから中国に渡り、禅仏教を広めました。

この団体は、他の教団が国家隋（ずい）と結びついているのとはかけ離れ、
ほとんど人里離れた山の中で修行をしていました。
この禅仏教の考え方はキリスト教におけるルターの宗教改革によく似ています。
天台宗智顗（ちぎ）がカトリックなら、禅宗はプロテスタントです。
原点に返れ！お釈迦様の時代に立ち戻ろう！そういう感じではなかったのかと思います。

またその隋の前の時代、仏教廃止の機運が高まり、たくさんの経典が焼失しています。
それも関係していると思います。
ダルマから７代後、禅宗は曹洞宗、臨済宗にわかれます。
それが日本に伝わり、今日に至っている訳です。
禅宗にはそのほかの宗派もありますが、最もメジャーなのはこの2つですね。

次は禅の瞑想法です。
でも、ここまで読んで来られた方はすでに瞑想に入っていますよ。


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