今回は前の回にお話した、左肋骨下のお話を、もっと詳しくお話したいと思っています。
整体ではここを感情抑圧点といいます。胃腸は心理状態とつながっています。だから心の状態、感情をお腹で現すことが多いですね。
「腹がたつ」「はらわたが煮えくりかえる」「腹がすわっている」腹黒い、腹を割って話す、断腸の思いなど、感情をお腹で表現しますね。
昔の人は知っていたんです。胃腸と感情がつながっていることを。
まあ誰でもストレスがたまると胃がきりきりするとか言いますので、
なんとなくわかっていると思いますね。

またこの左肋骨下は、大腸神経叢（そう）とつながっています。
ここから出る神経は食道、胃腸、腹部血管だけでなく、肝臓、輸胆管、膵臓、副腎とつながり、さらにこの神経叢（そう）は大小内臓神経、迷走神経、第12胸神経節（胸椎12番）、第１腰神経（腰椎1番）などが集まっており、内臓の神経としては最も重要な叢（そう）です。また背中では胸椎6番8,9,10,11版の左側起立筋の外側とつながっています。

だから整体では、ここが非常に重要なところです。また指1本ずらすことにより、それぞれの部分に変化を起こすことができます。
これは言葉では説明できませんが、特に胃腸、腎臓、副腎、膵臓、脾臓、生殖器は、半径1.5センチ以内のところにポイントが集中しています。肝臓は少し離れてますけど。

まあ、何はともあれストレスが強ければ、左肋骨下が硬くなるということです。それがさらに進むと今度は右のほうにも影響し、肝臓にもダメージがいきます。
この両肋骨の下を整体するときは必ず確認し、異常がある場合は調整しますので、うちに来られている方は心配いりません。
またどこかどうか説明しますので気になる方は来てみてください。
自分でやる場合は、ここに手を当て、少しずつ動かしてみて、硬く響くところがあったら、そこに中指を当て、息を吐くときに少し中に入り、吸うとき少し戻すということを繰り返しやられるといいと思います。
脈打ってきたり、暖かくなったり、変化が現れればOKです。決して押してはいけません。軽くですよ。


せのお整体
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