今年の全国高校総体、夏の甲子園などなど・・・中止の発表があり、
子どもたち、それをずっと支えてこられた指導者さんや保護者さんのことを
考えるととても胸が苦しいです。
大人である私たちも、このような体験をしたことがない中、
ここまで頑張ってきた子供たちに、かけてあげる言葉にふさわしいものなどみつかりません。
スポーツにかかわる者として何かできないか・・・
出雲市大塚町にあるセントラルスポーツさんは悶々と考えられていたそうです。練習も思い切りできない、大会ももちろんない子供たちのために・・・
「大人が工夫し、アイデアを出し合えば、子供たちのために
何かできることがあるのでは!」
そこでセントラルスポーツさんはつながりのある、「元有名サッカー選手」に意を決して連絡を取り、地域の子供たちのために何かできることはないかと相談されたところ、快諾してくださり、なんと無料で出雲市と浜田市のサッカークラブに所属する子供たちとオンライン会を開催してくださることになったのだそうです。
5月24日(日)
出雲市と浜田市のサッカークラブの子供たち総勢40名!
3グループに分けて、オンラインで元有名サッカー選手に一人ずつ真剣に質問。それに元選手は真剣に丁寧に答えてくださり、
時間は予定より大幅に延びるくらい!!元選手と子供たちの熱いやりとりだったそうです。
元選手から子供たちへ
「今日これに参加したくてもできなかった子たちもたくさんいる。
今日の話をぜひ周りの子みんなに伝えてほしい!」
自分の中だけに留めておくのではなく
良い話、アイデアはみんなにシェアすれば、チームが、地域がもっともっと
良くなる・・・
子どもたちは、必死にメモを取りながら、他の子たちの話も
真剣に聴いていたと仰っていました。
その姿を見て、セントラルスポーツさんはとても心を打たれたそうです。
「コロナだから何もできない・・・」
そうあきらめるより、今だからこそできる「何か」がある。
このオンライン交流の場も、コロナが流行する前でもやればできたことだけど、こういう状況になったからこそ、考えて行動に移せて開催できた。
そうお話していただきました。
直接会ってだと、もしかしたら緊張して子供たちは質問できなかったかもしれない、今こうして思うようにサッカーができない時期だからこそ、この時間をより大事にしたいと思ってくれたのかもしれないですね。
大人が「今できること」の中でアイデアを出すことで、
今までにない時間や空間、体験を生み出せる。
子どもたちには、この時間はかけがえのない時間になったと思います。
そして、このオンラインでの交流の場が子供たちの「何か」を起こすきっかけになったら最高ですよね!
そう、このオンラインの交流の場を通して感じました。
今回は、暗いニュースが多い中、街のお店さんの子供たちを思う取り組みを
ご紹介させていただきました
緊急事態宣言は解除になったものの、みなさんの中の不安は払拭されることはまだまだないと思います。
「新生活様式」という言葉もテレビなどでよく耳にします。
これまでとは明らかに生活、生き方そのものも変化していくでしょう。
その中で、「アイデア」を出すことはとても大事ですし、良いアイデアを
シェアしあい、良いことは生かすことで、環境は少しずつでも変わっていきます。
街に「心温まる」「笑顔になる」ニュースが増えることを願っています。
この地域でも様々な方が「今」だからこそのアイデアを出し、行動に
移していらっしゃる方がたくさんいます。
まいぷれではこのような地域の方たちの取り組みなども、みなさまに
お伝えしていきたいと思います