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山陰スピリチュアル紀行

鳥取東部~八上比売の恋の行方と素顔にせまる~(前編)

河原城~賣沼(めぬま)神社~多加牟久(たかむく)神社~湯谷温泉・せせらぎ食堂~犬山神社~黒木神社~倭文(しとり)神社~円通寺(えんつうじ)

社☆ガール恒例の夏の1泊2日神社めぐり、今回は鳥取県東部です。参加者は9名でした。

河原城

米子より一路東に車を走らせ、たどり着いたのは河原城。河原城の歴史や文化が学べる町の情報ステーションだそうです。ここで本日ご案内いただく河原城風土資産研究会の落合さんと合流しました。お会いするなり手渡されたのが素敵なピンクの旅のしおり♪ そしてトランシーバー! 限られた時間で多くの場所を巡るため、車中でのガイドもしていただけるとのこと、嬉しい~♪って早速盛り上がりました!
ここで予習! 今回は大国主命(オオクニヌシノミコト)と八上比売(ヤカミヒメ)ゆかりの地をたどったのですが、大国主命には多くの別名をお持ちです。「大己貴神(オオナムチノカミ:大巳貴命・大穴牟遅命とも表記されます。)」、「葦原色許男尊(アシハラノシコオノミコト)」などなど・・・。以下レポートにも出ていますので、ご参考になさってくださいね。
所在地:鳥取市河原町谷一木1011

賣沼(めぬま)神社

最初に向かったのは賣沼神社。御祭神は稲羽八上比売命(イナバヤカミヒメノミコト)、八上比売です。平安時代の「延喜式神名帳」には、比売沼(ひめぬま)神社と記されていましたが、中世に一度所在不明になり(当時は「西の日天王」と呼ばれていたそうです)、その後江戸時代に「賣沼神社」となったとのこと。旅のしおりに祓詞を掲載して頂いたので、奏上しお参りしました。清々しい雰囲気を感じます。
賣沼神社の「七不思議」についてもご紹介いただき、興味津々☆ 特に興味深かったのは、宮淵といわれる場所。地元では「比売淵」と呼び親しんでいるそうです。いつもエメラルドグリーンの水をたたえていて、天候変化でも変わらないとのこと。この日もキラキラ輝いていました☆ すぐそばに八上比売の陵墓といわれる嶽(だけ)古墳、そして公園もありました。
所在地:鳥取市河原町曳田169

多加牟久(たかむく)神社

賣沼神社から多加牟久神社に向かう道中、「駆け上がり」という場所を通りました。ここは、八十神たちに追われた大国主命と八上比売が逃げる途中に駆け上がったという伝説が地名に残っているそうです。この地には神話に由来したスポットがたくさんあるそうです。素敵~♪(≧▽≦)
さて、多加牟久神社は、駆け上がりを通った2柱の神が逃げ込んだと伝えられている地です。御祭神は大己貴神、事代主命(コトシロヌシノミコト)、保食神(ウケモチノカミ)。今はお隠れになっていますが、昔は御祭神の中に八上比売もいらっしゃったそうです。景行天皇の御世に、竹内宿禰(タケノウチノスクネ)の部下である多加牟久命(タカムクノミコト)が鬼退治のため遣わされ、その後この地が多加牟久命の16代前のご先祖、大国主命に縁が深い地だったことから、神官として留まられた・・・というのが、神社名の由来だそうです。
所在地:鳥取市河原町本鹿387
再び車に乗り、「三枚岩」の地へ。ここには「三枚岩伝説」というお話があります。
【~三枚岩伝説~】昔、長者の娘のもとへ夜な夜な通う若い男がいました。娘は男の素性を知ろうと男の衣物に糸を通し、朝その糸をたどっていくと三枚岩の洞窟に続いていて、奥を見るとそこには大蛇が!! という、記紀神話の三輪山伝説につながるお話です。
ちなみに、河原町内には同じ話が違う場所にもう1つあり、お話に出てくる娘は鳥越長者の八上比売です。洞窟には三面鬼という鬼が登場します。三輪山説話と八上比売の鬼退治の融合神話となるそうです。

湯谷温泉・せせらぎ食堂

本日のランチは、せせらぎ食堂さんのそば定食でした♪ この食堂は、地元の女性グループ、西郷の「特産物を作る会」さんにより、土日に営業されているとのこと。地元産の蕎麦を使った手打ち蕎麦、そして旬の食材がいっぱいの定食は、盛りだくさんでとっても美味しかったです☆
所在地:鳥取県鳥取市河原町湯谷249

犬山神社

午後の部、最初に向かったのは犬山神社。美しい杉林を過ぎた先にある長い長~い石段を登りました。うっそうとした山を抜けてたどり着いた境内は、一転、光が射しています!
御祭神は大己貴命と八上比売のほか3柱。最初に書いたとおり、大己貴命=葦原色許男神ということから、犬山神社は御祭神の名にちなんで「葦男(あしお)さん」と呼ばれ、親しまれていたそうです。足にまつわる病気や怪我にご利益があり、悩んでいる方がたくさん訪れるとか。
所在地:鳥取市用瀬町宮原275

黒木神社

こちらの御祭神は、大巳貴命と御井神(ミイノカミ)の2柱。御井神は、大巳貴命と八上比売の御子神です。古事記では、八上比売は島根県斐川の地で御子を産まれたとありますが、地元では、この黒木神社で産み育てられたとの伝説が残っているとのこと。御井神と木俣神は同一神とされていますが、一説には別々の神様との説もあり・・・謎が深まります。ちなみに、こちらの神社も御祭神の八上比売が隠されているそうです。
所在地:鳥取市河原町高福766

倭文(しとり)神社

倭文神社というと、伯耆一宮である湯梨浜町の神社が有名ですが、鳥取市にもあります。ご祭神は建葉槌命(タケハヅチノミコト)、大己貴命、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主命(フツヌシノミコト)の4柱。大己貴命が八上比売にラブレター(艶書)を書いた地と伝わっているとのことです。倭文神社は織物の神様である建葉槌命が祭られているので、織物→巻物→ラブレターとなったのではないか・・・とのことです。2柱の恋が着実に育まれている様子、興味深いです☆ 本殿は雪除け?保存?のために覆われていたので、ガラス越しに眺め、そしてお参りしました。
所在地:鳥取市倭文548-1

円通寺(えんつうじ)

本日最後のスポットは「円通寺」。お寺の名前?と思ったのですが、実は地名です。千代川を挟んで倭文神社の対岸にあります。元々は縁が通じる道、という意味で「縁通路」と呼ばれていたとか。大国主命が八上比売に逢うために通われた路だそうです。ロマンチック~♪(≧▽≦)♪
ここで一度落合さんとお別れし、本日の宿に向かいました。
(後編へ続きます☆)

(協力:社☆ガール 福井晴子 2017.7.15)