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山陰スピリチュアル紀行

多羅尾先生と行く! 古事記フィールドワーク (南部町・米子市)

母塚山~ふろや~清水井~清水川神社~赤猪岩神社~阿陀萱神社~宗形神社~大神山神社本宮

去年から始まった多羅尾先生の勉強会「現代の感覚で古事記を読む」。
そこに登場する地を先生の解説付きで巡ろうという実に贅沢な神社めぐりでした。

母塚山(はつかさん)

伊邪那美のお墓と言われている場所(※鳥取・島根両県に4つある)の一つです。
山頂が県境で、昔はそこに伊邪那美を祭る神社があったそうです(現在は福田正八幡宮へ合祀)。そちらにも行こうとしてみましたが、途中から思ったよりも険しい道になっていて、時間もなさそうだったので断念しました。ちゃんとした山登りスタイルじゃないと無理でしたね。
この日はお天気も上々で、大山がきれいに見えました。
展望駐車場からの景色を眺めながら、先生の解説を聞きます。島根県側には「防床(ぼうとこ)」という地名もあって、そこは伊邪那美が火傷のために床についていた場所だそうです。
今は田んぼになっているところが、昔は全部海だったとか。ここから「左側は日本海、右側が岡山」「前は伯耆、後は出雲」と東西南北の道の交差点であったというお話も、この景色を見ながらだと本当にそうだったんだと実感できました。
駐車場には伊邪那美をイメージした大きな観音像があります。
先生のお話に感動された方が寄贈されたものだそうで、後ろの方には先生のお名前もありましたよ。
観音様だと仏教では? と思いましたが宗教を超越した存在なのだそうです。
所在地:西伯郡南部町福成

ふろや

母塚山のふもとにある泉です。伊邪那美の遺体を山頂まで持って上がり、埋葬した際に汚れた体を洗った場所と言われています。
昔からずっと枯れたことがないらしく、今でもきれいな水がこんこんと湧き出ていて、池には鯉も泳いでいましたよ。
所在地:西伯郡南部町福成1452

清水井

こちらもきれいな水が湧いていて、ずっと枯れたことはないそうです。
地元では、兄神に殺された大国主命を救うために、キサガイ姫(赤貝の女神)とウムギ姫(蛤の女神)が薬を作る際にこの水を使ったと言われています。
日本の看護の始まりの地ですね。
残念ながら赤貝の粉と蛤の粘液を混ぜたものが火傷に効くのか、という科学的な根拠はないそうですが...
所在地:西伯郡南部町清水川

清水川神社

清水井から歩いてすぐのところにある神社です。
大国主命の母神(刺国若姫)と、命を救ったキサガイ姫とウムギ姫も祀られています。
こちらと、次に行った赤猪岩神社とをつなぐ古道もありますよ。
徒歩30分程度だそうですが、残念ながら良い道とは言い難いんだそう。
多羅尾先生が整備を呼び掛けておられるようですので、そのうち歩いて両方にお参りできるようになるかも。
ご祭神:倉稲魂(ウカノミタマ)命 天照大日霊貴尊 素戔嗚命 刺国若姫(サシクニワカヒメ)命 蛤貝比賣(ウムギヒメ)命 蚶貝比賣(キサガイヒメ)命
所在地:西伯郡南部町清水川

赤猪岩(あかいいわ)神社

大国主命が兄神に「大きな猪を捕まえろ」とだまされ、真っ赤に焼けた大岩を受け止め殺された、その大岩がある神社です。
本殿横にありますが、上に乗っているのは蓋をしている岩で、その大岩は本殿横の地中に埋まっています。
汚らわしいもの、として地中に封じてしまわれたそうです。
メンバーが蓋をする様子を再現してくれました♪

境内には出雲大社の千家さんが建立した「大国主大神御遭難地」の石碑も。ここで大国主命が復活していなかったら出雲大社もなかったから、と時々お参りに来られているそうですよ。
日本で唯一の再生復活の神社、しかも(ただ再生するだけではなく)パワーアップして復活したということで、浪人生なんかもお参りに来られるんだとか。
神社全体の雰囲気もとても気持ち良く、先生によるとそういう「気」を感じられる方は、ここはものすごく良い気を感じるといっておられたそうです。
きちんと整備されだしたのは多羅尾先生が『ここは素晴らしい場所だ』と言われてからだそうですが、それまでも地元の方が大切に守って来られたそうで、戦時中には「復活」にあやかって、戦地に赴いた身内の無事を祈りに来られた方も多かったそうです。
ご祭神:大国主命 刺国若比売命 素戔嗚尊 稲田姫命
所在地:西伯郡南部町寺内232

はなあみ

住宅地の中にある隠れ家的なカフェで、玄米ご飯と地元野菜のベジランチです。
消化が良くなるように、と食前に酵素ジュースもいただきましたよ。ほんのり甘くて美味しかったです。
使っているお野菜は先ほど行っていた南部町産のものだそうで、不思議なご縁も感じました。
所在地:米子市福市75-4

阿陀萱(あだかや)神社

大国主命と八上姫、二人のお子神の多岐喜姫(タキキヒメ)命の3人で因幡の地に里帰りする途中、榎の木に指を挟まれ、この地にとどまったと言われています。
米子で最も古いのではないかと思われる神社で、鳥居の横には社務所や宮司さんの住居だった場所や土俵の跡などもあり、元はもっと大きな神社だったと思われます。
因幡と出雲の中間点であり、多羅尾先生によると八上姫が因幡に帰った後もこの地で大国主命と会っていたのではないかということでした。
近所の米子高校の生徒さんもかつてはデートに訪れていたそうで、実は古代からのデートスポットだったのかも?
ご祭神:多岐喜姫命
所在地:米子市橋本623

宗形神社

多羅尾先生お気に入りの神社です。
宗形神社でお祭りされているのも宗形三女(※)ですが、九州にある宗像神社とは別だというお話でした。

※アマテラスとスサノオの誓約で生まれた三柱の女神
昔はこの神社の前まで海が来ていて、素戔嗚尊が船で九州から娘3人を連れてこの近くにある船塚という場所にたどり着かれたそうです。
境内にはモミジの木もたくさん植えられていて、紅葉のシーズンは見事だろうなと思います
こちらの神社は陸海の交通安全と諸事の完遂にご利益があると有名だそうですが、実は賭け事・勝負事にもご利益があるんだとか。
今度宝くじ買ったらこちらへお参りしよう... と心ひそかに思ったのでした。
ご祭神:田心姫(タゴリヒメ)命 湍津姫(タギツヒメ)命 市杵島姫(イチキシマヒメ)命
所在地:米子市宗像298

大神山神社 本宮

大山そのものを大穴牟遅(オオナムチ)神の御神体としてお祭りし、冬の間は大山にあるお宮にお参りすることが困難(※)なために作られた神社で、冬宮とも言われています。
こちらからも大山がきれいに見えました。
その昔、大穴牟遅命・少名彦名(スクナビコナ)命・須勢理姫(スセリヒメ)命が大山の山頂で国土建設を考えたと言われている地です。
境内には紫陽花が約2千本も! お花見もおススメですよ。

※関連ページ: 山陰スピリチュアル紀行「スノーシューで大神山神社に参拝

ご祭神:大穴牟遅神
所在地:米子市尾高1025

先生の解説を聞きながら実際に巡ってみると、古事記が単なる神話ではなく、歴史書(実際にあった事)だと実感を持って感じられました。
多羅尾先生には一日お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
初めて企画担当させていただきましたが、12名もの方々に参加していただき、感謝です。
日南町の方にも古事記に関するスポットが色々とありそうなので、また第二段の計画もしたいですね。
(協力:社☆ガール 山本陽子 2017.3.25)