今をキラメク人にインタビュー!
山陰エリアでウワサ!キラっと輝くあの人を突撃取材します!
2011/11/15
【第24回 ゲスト】 宍道 勉さん
<プロフィール>
1943年9月16日生まれ
曽田篤一郎文庫ギャラリー応援団長
1997年 鳥取短期大学司書課程教員
2009年 同図書館副館長併任(現在に至る)
2010年 曽田篤一郎文庫応援団長を引き受ける
著書:「イタリアの図書館」(鳥取、今井書店、2008)
教えて!曽田篤一郎文庫ギャラリーてどんな団体?
<築80年の建物を改装した古民家図書館>
2003年3月 本を大切にしていた妻清恵さんの遺志を受け継いで、米田孟弘氏が妻の実家(松江市雑賀町)を改修して開設した私設図書館です。
曽田篤一郎文庫ギャラリーとは-
1998年 開設者である米田さんの妻 清恵さんが亡くなる
2000年 米田さんも脳梗塞で入院
入院中にかつて清恵さんと祖父(篤一郎さん)の家を片付けていた時に「ここは本が宝だね」と妻が言った言葉を思い出し、妻が生前大事にしていた本を活用しようと2003年3月に開設。
2010年 3月、曽田篤一郎文庫応援団が米田氏より運営を引き継ぐ
どんな活動をしているの?
私設図書館として、読書の場の提供と本の貸し出しを行う。
また、曽田家に残る`古い家具´などの展示コーナーもあり現在は蔵書数も5,000冊を超えます。
運営は応援団員の会費、寄付金、寄贈図書販売の売り上げなどによって行っています。
どんな雰囲気ですか?
自分のうちの書斎にいる雰囲気です。幼い子どもを連れた若いお母さんから散歩途中に立ち寄るご夫婦、時には近所の幼稚園の子どもたちがやってくるなど幅広い年齢層の方に愛され利用されています。
地元や市民の方にお願いしたいことは?
先ずこの静かな町家に足を運んでください。入館料も要りません、自由にお座りいただき、借りたい時にはお申し出ください.すぐにも貸出しできます。
またご不要の本がありましたら、ご寄贈をお願いいたします.皆さんのご厚意とご参加いただくことで運営するものと考えております。
【応援団も随時募集中!】
個人:1口2,000円(年間)、法人:1口5,000円(年間)<特典あり>
曽田文庫の魅力をキャッチ!
どんな図書館?
昔風の南天や梅、山吹のある「小さな庭」のあるひっそりした佇まい、さしづめ「古民家図書館」といえるでしょう。しかし部屋にはJazzやバロック音楽が流れています。
日常の忙しさの中から、わずかな時間の息抜に足を崩していただける場所です。
公共の図書館と違うのは本に「ラベル」がないので、まるで「我が家」の書棚みたいです。だから皆さんがお互いに自分の本であるかのように大事になさっています。
山陰の木でつくられた本棚が古民家の雰囲気によく合います。
絵本が並ぶチャイルドルーム「ほんの並べ方にもひと工夫♪」
PicUpキラメキ!宍道さんと図書
「私にとって、本とは空気のようなものです」
私にとって・・・いえいえ人間にとって本はなくてはならない存在です。
若い時には思いっきり吸い込んで吐き出しました。歳を取ると沢山でなくて良いから、より澄んだ空気を求めるように、いつの間にか身体に合った本だけを読むようになりました。
子どもや若い人たちには「がむしゃら読めばいい、そして良い本と巡り会って欲しいなあ」と考えています。
我々応援団は、少しでもそのお手伝いをしたいと願っています。
山陰の皆さんへ一言!
図書館は町の「文化」であり「宝」です、そして「古民家図書館」曽田文庫に「自分が読書をする椅子」を探しにお越し下さい。
編集部あとがき(大谷 涼子)
今回、取材で曽田文庫さんへお伺いした瞬間「こんなに素敵な場所があったなんて!」と驚きました。
建物は雰囲気のある古民家。みーものもりづくり事業で作成された手づくりの本棚からは木の匂いが香ってきそうです。
本は6,000冊と公共図書館と比べると少ないですが、宍道さんとしては「これでも多い」とのこと。
自分にあった本とめぐり合うには少ない本の中から選ぶことがコツだとのことでした。
そして、開設者 米田氏のエピソードはここに書ききれないくらい素敵な内容でした。今後のご活躍も応援しています!★参加方法、イベント状況などの詳細は、市民活動情報やコミュニティ、イベント情報からチェックしてください(*^^)♪宍道 勉さん、曽田篤一郎文庫ギャラリーの皆さん!ご協力をいただき本当にありがとうございました。
住所:松江市雑賀町286番地
TEL:0852-23-7688
〔開館時間〕10:00 ~16:00
〔閉館日〕水曜日、第一土曜日、第二日曜日
<図書を寄贈いただける方へ>
当館へ郵送またはお持込ください。
※郵送の場合は送料をご負担いただきますようお願い申し上げます。
※駐車場がございません
*詳しくはお問い合わせください
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